蛙星商会

蛙星商会と命名していますが何も販売してません。走って作っての趣味ブログです。

どーる布服レシピ2はミステリーだった

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ねんどろいどどーるの服を作成するための本を購入しました。
レビューを読むと書いてありますが、裁縫初心者向きではないようです。
まあ、なんとかなるでしょう。

この本は2冊目なのですが、Tシャツの首周りや袖をどうやって仕立てるのか参考にしたかったので、この2冊目を買いました。

パラパラっと中を見てみると、早速謎の記述がありました。
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「・・・縫い代を避けて縫います。縫い代まで縫ったら返し縫いをして一度糸を切り、縫い代を避けてまた針を入れ直し・・・」
頭の中が?でいっぱいになります。
縫い代を避けて縫い代を縫う?
避けるの?縫うの?
何がしたいんだ?


私が書いたわけではないので推測ですが、この文章は叙述トリックが使われています。
どういうことかと言うと、縫い代は2つあるのです。
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先に緑の縫い代を縫った後で、水色の縫い代を縫う場合、緑の縫い代を避けましょう、と言いたいのです。
くどいぐらいに補足を追加すると以下のようになります。
「・・・緑の縫い代を避けて水色の縫い代を縫います。緑の縫い代まで水色の縫い代を縫ったら返し縫いをして一度糸を切り、緑の縫い代を避けてまた針を入れ直し・・・」

まさか、実用書で「実は縫い代はもう一人いたんです!」みたいな叙述トリックを使われるとは思わなかった。
そんなミステリー小説要素は求めてないから。

冗談はさておき、この理解できない記述一つで、「自分には理解できないから作るのをやめておこう」と考えてしまう人もいます。
そのため、分かりにくい文章は出版社でチェックしてほしいものです。