羊羹ツイスト
職場の売店に見慣れないものが売っていたので買ってみました。
ツイストドーナツにクリームをはさんでチョコをかけたやつの親戚っぽい見た目をしていますが、騙されてはいけません。
上にかかっているのはチョコではなく羊羹(餡子)です。
潔癖症の人が見たら、ウゲッと思う置き方かもしれませんが、私は全く気になりません。
何を血迷って羊羹をかけてしまったのか、誰しも疑問に感じることについては、親切にも裏面に「羊羹ぱんの由来」として説明があります。
実は親切でもなんでもなく、日本全国から問い合わせの電話が殺到して、いちいち答えるのが面倒になり、いっそのこと裏面に書いてしまえと思っただけかもしれません。
羊羹ぱんの由来
羊羹ぱんは北海道や静岡などにあるそうですが、その中身や形はそれぞれ異なり、関係性はわかっていません。また、羊羹ぱんがこの地で食べられるようになったのは昭和40年代のことですが、その時期や由来も定かではありません。
伝え聞くところによると、昔、焼きすぎて表面が焦げたパンをごまかすために茶色いようかんを塗って販売したのが始まりと言われております。
職人の、その場しのぎのアイデアから当地の名物パンが生まれたというのは面白い話ですね。
高知県西部の幡多地域は甘党嗜好であったことから、今でも人気の商品として食べられ続けています。
感想
パンの表面はしっとりしているのですが、中はパサパサで飲み物が欲しくなります。焼いたトースト(焼いていないトーストが存在するかはさておき)を食べずにしばらく放置していたかのようなパサパサ具合です。
ホイップクリーム+餡子でかなり甘いかと思えるのですが、意外にも甘さは控えめです。
羊羹はあまり自己主張してこないので、羊羹が苦手という人でも食べられると思います。ただし、たまに羊羹が僕のことも忘れないでねと、主張してきます。
甘えとか甘くないとこよりも、ともかくパサパサで食べにくい。
作りたてはここまでパサパサしていないかもしれませんが、高知まで行って確かめる気はありません。
200円は若干高いと思いますが、お高いベーカリーショップや観光地価格と考えると納得できる範囲です。
とはいえ、もう買って食べることはないと思います。
高知県民はこれを常食しているのでしょうか?
それとも高知県のごく一部地域でしか食べられておらず、高知県民がみんな羊羹ぱんを食べていると思われるのは心外なのでしょうか?