豆缶の逆襲
先日、豆の缶詰めを開けようとした時のことです。
輸入ものの製品だったのですが、普通にプルトップ式の缶切りの要らないタイプでした。
プルタブを起こして、缶を開けようとしたのだが、全く開きません。
力を分散させるために、軽く左右にひねりを加えると、プルタブの持ち手がもげました。
手に伝わってくる感触から、もげるのではないかと不安はあったのだが、本当にもげるとは。なんと貧弱な。
はて、問題この缶詰めをどうしてくれるかだ。
開いた透き間にドライバーを捩じ込んで蓋を強引に起こすのが、最初に思い付いた方法ではあるが、それではスマートさに欠ける。
幸いにも、プルタブを起こした時点で、缶の蓋は一部開いており、既に突破口は開けている。
素手で引き開けるのは無理でも、押し込むのなら、いけるんじゃね?
というわけで、これがスマートな方法かと問われると、回答に困るが押し込んでみた。
じわじわと力を加えていき、指先の圧力が蓋の接着力を上回った時、パキャという音と共にそれは起きた。
何かが私の右顔面に飛び散ったのだ。
豆の缶詰めは私の想定とは違い、中に汁が大量に入っており、蓋を押し込んだことで、中の液体が飛び出したというわけです。
被害は甚大で、台所中に豆缶の液体が散ってました。戸棚の扉から、床から、豆汁まみれです。
いつも買っていた、いなばの豆缶は汁が入っていないので、そのつもりで何も考えずにやったのが敗因です。