蛙星商会

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東京マラソンの一般ランナー参加中止

珍しく日本がまともな危機管理機能を発揮したようで、コロナウィルス対策のため、東京マラソンが縮小開催されることになりました。

エリートランナーのみで、オリンピックの選考レースだけは実施となります。
まあ、妥当な判断だと思います。
人数が多いと、自分はかからないと思い込んでいる人や、かかっても耐えられる自信があるといったアホな人たちがどうしてもでてきます。
なかには、参加費がもったいないので出るという人もいるでしょう。
そういう人が罹患するのは勝手ですが、ウィルスを撒き散らすキャリアーになるのが問題です。
なので、今回の決定は仕方ないと考えています。


ちなみに、振り込んだ参加費は返ってきません。
他のマラソン大会も同じですが、既に準備費用として使っているためです。
仮設トイレのレンタル費など、キャンセルできるものは、少し費用が浮くでしょうが、全体からすると集めた参加費だけでは足りないはずです。

元々、集めた参加費だけでは足りなくて、自治体からの持ち出しで賄っている部分があるためです。
過去に台風などの自然災害で、中止になった時に、なんで返金されないのか、ごねている人に対しての反論を探すと、そういう情報がでてきます。
そもそも、こういった場合は返金されないということに合意して申し込んでいるはずなので、金返せとごねるのはお門違いです。


東京マラソンが縮小開催という名の一般ランナーにとっては中止になったことにより、他のマラソン大会も右に習えで、中止になるものと考えられます。
3月開催の大会はダメでしょうし、4月開催の大会は様子見といったところでしょうか。
東京マラソンが中止への道を作ってくれたので、安心している関係者がいるかもしれません。

私の申し込んだ熊谷のさくらマラソンも諦めてます。
ラソンだけではなく、野球やサッカーもスタジアムでの観戦は出来なくなる可能性もあります。
音楽ライブやフェスも中止になる流れができそうな気がします。


コロナウィルスが感染拡大しつつあるとはいえ、東京マラソンが縮小開催されることになったのは、正直なところ意外でした。
一般ランナーが参加できないとなれば、必ず批判する声は出てきます。そして、通常通り開催してもコロナウィルスの被害が広がるとは限らないですし、被害が広がっても東京マラソンで感染したという証明は出来ないだろうから、「東京マラソンの影響ではないと考える」と言い続けることも可能なわけです。
通常通り開催できなかったという汚名を受け入れてまで、感染が広がるリスクを抑える方法を選んだのは英断だと思います。

穿った見方をすると、開催決定権を握っている人か、その人に圧力をかけることのできる人が、今回のコロナウィルスはヤバいという危機感を抱いたとも考えられます。
その裏には、公になっていない情報があるのかもしれません。
裏事情があるのかどうか知る術もありませんが、まともな判断がされたのだと思います。